文学者たちの痕跡

忘却されつつある文学者の闘争について書きとどめておきたいと思います。

家計の資産

 ボーナスの時期がやってきました。みなさんはどのように使いますか?あるいは運用しますか?

 

 私はこれまで大胆にもマルクスを援用して資本はM-C-M'というように人間の意志を離れて自己増殖するものだといいましたが、今日はそれとはべつに近代経済学の見地から家計について話そうと思います。とはいっても効用関数やパレート最適のような難しい理屈をこねるつもりはありません。至極、単純な数式

      

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これのみです。資産を積み上げていく過程でのポイントは

 ①収入を上げる  ②節約をする  ③今あるストックの運用益を上げる

 

 大型書店に平積みされている「金持ちになる方法」はこの3つに分類されるはずです。数的理論を離れたものはほぼオカルトですね。個人的には斎藤一人さんの自己暗示する方法として、大声で「豊かだなあ」「ありがたいなあ」と声に出してみるとか、ピンクなど明るい服を着るとかいうのももっともらしい気もしますし事実これで長者番付にランクインされたのですがこれは横に置いておきましょう。

 

 妻と子供2人の平均的サラリーマン家庭で堅実な方なら(①-②)を最大化する努力を行うでしょう。ただ,ひたすら残業時間を増やし(それを認めないサービス残業も増加)または、できる男系の雑誌などを購読しているかもしれません。そして主婦は広告などで一円でも安い食品・日用雑貨に血眼になるのが典型ではないでしょうか。

 

 営業職・技術職では能力給というのもあるのでしょうが、高が知れているでしょう。サラリーマンである限りたとえ意識高い系であっても、自由な時間を売って金を得ているという意識は持っていないといけない。確実な定期収入は保証されているわけですから。

 

 難儀なサラリーマンは職場を離れての人脈づくり。たんに週末同僚たちと居酒屋でくだを巻いて、なけなしの小遣いを使い果たし、妻にさらなる資金を要求する。最悪の部類はパチンコを筆頭とするギャンブルに向かうことでしょう。規制が厳しくなりかつてほどの大損,自己破産はなくなったとはいえ依存性が高いのは変わっていません。一家を路頭に迷わせかねませんね。

 

 以上の事から上の式の右辺第1項を大きくすることは精神的ストレスが大きいのです。経済用語でいうところ、労力に対する付加価値の弾力性は低いということです。つらい仕事と窮屈な人間関係に耐え、ストレス解消のリフレッシュはなるべく抑えるのですから。

 

 起業のリスクを恐れるなら、第2項に注目すべきでここは弾力性が大きい。第1項が足し算・引き算であるのに対しここでは掛け算がメインとなります。ただし、結果として掛けるのが1未満つまり元本を割ることもあります。ですが、これは思っている以上に勉強・努力の成果が反映されます。いわれたことをやって給料をもらうという受け身な姿勢ではありません。拡大解釈すれば、ギャンブルも資産運用と言えなくはないのですがあくまでも小遣いの範囲内です。主婦が管理する貯蓄額に手を付けられることはまずないでしょう。株式投資は良く言うと、自分が応援したい企業に投資することで、自分ではできない事業を能力のある社長に委ねるということになる。それがうまくいけば当然株主としての報酬を得られるのです。短期売買でキャピタル・ゲインを得るのも可能ですが、それは難しいし浅ましくないでしょうか。

 

 資産運用の楽しさを享受する前提は、第1項の積み重ねでそこは忍耐が必要でしょう。それが嫌なら信用取引(借金しての有価証券売買)もありで、相当精通していないと危険ですが自分の時間を売るということを拒むならこの道に進めばよいと思います。まだ、起業で多大な設備投資するより安全ですから。

 

 個人的な考えではありますが、もう日本円の価値は上昇することはないと思います。私なら日常生活で使う分を除いては外貨、主に米ドルへの交換を基礎にしています。情報収集の結果ドルベースで運用すれば長期的に痛い目をせずにすむ、アメリカ経済は相当強いということは大抵わかるはずでしょう。

 

  気の向くまま書きましたが、最後までつきあっていただきありがとうございました。株式投資はまだまだ勉強が必要です。