文学者たちの痕跡

忘却されつつある文学者の闘争について書きとどめておきたいと思います。

自然災害より人的被害

今週のお題防災の日

 防災といえば地震に対しての備えがまず上がってきまが、これの予知はほぼ不可能で最近では4月のゴールデンウィーク前に発生した熊本地震、あれはほとんどすべての人にとって想定外のはずでした。私は滋賀県に住んでいますが近年、大災害というのも経験したこともないし1995年1月の阪神淡路大地震のときも爆睡のため全く揺れすら感じませんでした。後で知ったのは震度5だったらしいのですが。三陸地方のように度々、地震津波の災害があるのなら備えは必要だし国家規模でやる必要もあるでしょう。しかしほぼ想定不可能なものには必要最低限の備えだけで後は受け入れるより外に仕方がないと思います。経済学者の池田信夫さんの記事だったのですがこうした数式がありました。

 

リスク = ハザード × 頻度 

 この数式を使って原発事故と火力事故を比べられたのですが、後者のほうが大きいことが証明されました。原発事故一回当たりのハザードは甚大であることは承知の通りですが、今世紀中にあの規模の地震は起こりえないといって最悪の事態も考えれば政府の買収もありかということです。因みに青酸カリのハザードはタバコよりはるかに大きいがそれは毒物として管理されているためリスクはゼロに等しい。化学物質によって失われる余命は

  • 喫煙      数年~数十年
  • 受動喫煙    120日
  • カドミウム   0.87日
  • 水銀      0.12日  

 

 高度経済成長期に騒がれた水銀やカドミウムより喫煙リスクのほうがはるかに大きく、近年のダイオキシンなどはリスクとしては無視できるレベルです。

 

 問題は機会コストの発生です。どういうことかというと人間もボーっとテレビを見たりスマホゲームに興じていれば、その時間、読書・学習などで得られたはずの思考力・情報量を失っているのと同じなのです。私たちの防災対策はもっとこういうところに気を配るべきではないでしょうか。

 

 ここで本題ですが、私が最も備えるべき災害と考えているものは経済的なものです。書店を覗けば『日銀破綻』『国債暴落』といった不安を煽るタイトル本がやたらと多い。逆に「日本は大丈夫、ハイパーインフレ?お前大丈夫か?」など高見からいう人、書く人もいる。確かに莫大な借金ではあるが、世界一の債権国ともいわれているしどうなるかわかりません(アメリカ国債売却は外交上では虎の尾らしい)。ただハイパーインフレのハザードは甚大であるし、戦後数年後にも起こっている。あれは空襲などで生産設備が壊滅させられたからともいわれているのですがその前に戦費調達で多額の国債が発行されたことが忘れられているのです。

 

 私は防災つまり保険としての資産運用に気を配っています。

卵は一つのかごに盛るな

 これは鉄則です。そこで巷で言われるのが資産は三分法(現金・社債・株)なのですがサラリーマンが得られる定期収入というものが考慮されていないと経済作家の橘玲氏はいいます。終身雇用の崩壊で割引いて考えなければなりませんが、彼によると50歳の会社員でさえ人的資本は一億はあるというのです。そうすると極論ですが上の鉄則を遵守しようものなら現金、社債というものを保有すべきではないことになります。全資産を株に投資、いや預金に対して数倍のレバレッジ(借金)をかけて5000万程度の株式を持てというのです。そのまま実行には移していませんが橘理論は身を守るための資産運用として私が最も参考にしています。

 

 定年まで、もう十数年になりました。あっという間!資本主義社会に生きている以上おカネに命を握られているといっても過言ではないでしょう。(潤沢な?)定期収入は10年後には得られなくなります。想定できるリスクには備えたいですね。そのためにも限られた人生、機会コストは減らしていきたいものです。人間、死ぬまで勉強じゃないんでしょうかね。みなさん、どうかチャレンジし続けましょう!

                   読んでいただきありがとうございます